文化
文化摩擦(ぶんかまさつ)とは、ある文化の常識と、他の文化の常識とが衝突することを指す。
例えば、人命を最高に尊重すべきとする近代ヒューマニズムと、教義を背景にした殺人は救済であるとするオウム真理教とは、文化摩擦を起こす。オウム真理教の教義は、結果的には人類の普遍的な価値観と相容れないものであったが、静岡県富士宮市教育委員会は、文化摩擦を承知の上で、オウム真理教の信徒の子どもを公立小中学校に迎え入れようとした。
著作権制度の厳しい日本と、著作権制度を軽視するアジア諸国との対立も、文化摩擦と言えよう。日本は、欧米の思想と制度を模倣しているため、欧米諸国とは文化摩擦を起こしにくいが、日本よりも遅れていると見做しているアジア諸国とは、文化摩擦を起こしやすい。
また、価値観の異なる個人と個人の間でも、文化摩擦は起きる。
他者を排斥しようとする思考は、文化摩擦を嫌っての場合が多い。